熟年 オヤジ のこだわり ベンチ 昨日、納品して来ました。
注文主の方(以降、Oさん とします)が、お手元に届く迄に画像で完成品を見てしまうと、期待感や満足感が薄れてしまうといけないので、しばらくネタにするのは控えました。
自分の欲しいもの(しかも
オーダー したモノならなおさら)、それが手元に届くまでのワクワク感。私にも覚えがあります。この感覚は、子供の頃でも
オヤジ になっても不変であると思います。
昨年、Oさんから一枚のFAXが届きました。見積依頼でしたが、そこには丁寧に描かれた
ベンチ のスケッチ(イメージ図)がありました。
こちらから電話させて頂くと、どうもいろんなサイトでイメージを膨らませながら、私のサイトに辿りついた様でした。
その後、何度か電話でお話し、他の用件に合わせて一度だけOさん宅を訪問し、製作のための詳細な内容(ここでは、Oさんの”
こだわり ”と呼ぶことにしましょう)を決めて行きました。
Oさんの
こだわり は
・
材 は「
栗 」
→数種類、塗装サンプルをお送りし「栗」に決定
・
座板 は「
一枚板 」で…
→「一枚板」でその素材感を味わいたいのでクッションなどは使わなくてすむ様、お尻のあたる部分を少し掘り込む
・
床座 に近い方が良いので、
全体的に低めに 設定
→床は「
ひのき 」の
フローリング へ改修することが決まっていました
・
肘掛 は、通常より
低く・幅広に 、
一枚板 で
→
寝椅子 の時は
枕 に、飲み物が置ける
Teaテーブル の役目も果たす
・
背板 は
一枚板 の
幅広材 ・腰部の
スポーク は、丸棒ではなく
角材 で
これらを整理し私なりにイメージを膨らませ、
いざ製作 へ
作りながら、Oさんがお使いになっている姿を想像したり、
私が、サラリーマンのままでこの椅子を仕事のOFFの時に使うとしたらどう使うか?
同年代の
オヤジ なら、休日この
ベンチ の上で何をして過ごすか?
妄想なども入りつつ…
座板には「
縮み杢 」が綺麗に光っています。
実は、
Lowテーブル も合わせてご注文頂きました。
Oさんは、「思っていた以上の出来で、あなたに頼んで良かったです」とおっしゃり、深深と腰掛け、座板を撫でられる姿に、私も嬉しくなりました。
Oさん、
ありがとうございました 。あなたの
こだわり 、また
カタチ にさせて下さい。
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「熟年オヤジのこだわり・・・・」シリーズ化出来そうですね。こだわり持った方、たくさん見えますからね
このブログから、また、注文いただけるといいですね