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木仙人 boku sen nin

Author:木仙人 boku sen nin
木工職人です。
大阪生まれ、乙女座、B型。かなりアクが強いタイプと思われるでしょうが、ご心配なく。結構 角のとれた大人です。
「木工とは?」…受け売りですが、「削ること」と思っています。
愚直に生きる 4●歳。まだまだ「おやじ」の域にはほど遠いと思いたい。
木仙人のホームページもご覧下さい。


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古い箪笥、眠っていませんか?
板が割れたり、汚れていたりしても綺麗に直ります。

ただ、箪笥が作られた時の住宅事情と現在の住宅事情では大きな違いがあります。
現在の住宅は気密性が高いので、どうしても室内が乾燥しがちです。
乾燥は木にとっては大敵です。

古い箪笥の多くは釘(木釘や鉄釘)を多様したものが多いです。
釘止めは、木が乾燥により縮んだ時、板割れを起こす原因になります。
ですから、従来の作りのまま修理しても早い段階で板の割れなどが起こる可能性があります。

これまで「木は生き物」の観点で家具作りを行って参りました。
乾燥により板が縮んでも良い様な作り方です。
そこを考慮しながら、お預かりした箪笥の修理・再生を行います。
時代にあった直し方を取り入れることで、より長くお使いいただけるよう心を込めて直します。


(下のバナーをクリック頂くと、古箪笥の修理・再生ページへジャンプします)
befor after


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でかーい!

欅のテーブル板 W1150(最大)×L2250×T50(mm) の修理を依頼されていました。
割れが目立つので埋めて、綺麗に再塗装して欲しいとのこと。
元々、私が作ったものではありませんが、こういった修理も行っています。

仕上げはウレタン塗装でした。
再塗装をするには、ウレタン塗装の場合、最小限 削ってしまうのが最良の手段。
天然木だからできる修理です。
丁寧にサンディング、割れを埋めます。
そして、再塗装。

今回の板は、非常に大きかったです。多分、今まで扱った中でも大きい方。
単純に重量を計算しても、80~90kgはあります。
一人では取り回しが大変でした。

車に何とか載りました
何とか車に載せることが出来ました。

納品先は、地元のモデルハウス。

きまってます

本日から、2日間 見学会の様です。



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古箪笥と木曽の桟

今月の初めにお預かりした古箪笥4/27の記事)。
修理も終わり、本日お届けでした。

修理前の様子(before)
修理前-1
修理前-2
修理前-3

板の縮みにより裏板や抽斗の底板が外れたり隙ができたりしていました。
その様になると抽斗は機能しません。
縮んだ分は材料を接ぎ、底板や裏板は一旦外し木釘で止め直し。
ただ、今回は板が縮んでも良いよう 逃げ を作っておきました。
塗装は剥がし、再度塗りなおし(自然塗料を使用)。
金具は一部腐食しているものもあったので交換。大半はそのまま再使用。


修理後(after)
修理後-1修理後ー2 修理後ー6修理後-3 交換した隅金具 修理後-5 修理後-4 真鍮がアクセント

朝からの雨。
車に積み込むのに往生しました。「せめてお客さまのところで降ろす時は止んでくれ」と思いながら出発。

雨に濡れた鯉のぼり
途中、休憩した道の駅。雨に濡れた鯉のぼり、全く元気無し。

そして、お客さま宅へ到着した時、何とか雨が止んでくれて、無事引渡し終了。

帰りの道中は…やはり雨降りでした。


木曽の桟
そんな中 撮った一枚。
木曽の桟(かけはし) って聞いたことないですか?(酒の名前じゃないですよ)
この赤い橋のことだろ と思ったのでは。
実は、赤い橋の後方に見える白い橋脚。その上に架かる橋が 木曽の桟 なんですよ。
覚えておきましょうね。(名古屋市上下水道局 水のライブラリー 参照)


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何でしたっけ?

そう、仕上げでした。

うづくりでキズ・汚れ、そして木目を浮かせた後、
べんがら植物油を良く混合します。

べんがらとは酸化第二鉄を主成分とする無機顔料です。
色は、赤~紫、黄、黒があり無害・無毒です。
化粧品、塗料、インキ、食品等に広く使用されてます。

アンティーク調つまり古めかしい色合いになる様、黒・赤・黄を大体一定の割合で調合し、植物油5:べんがら1の割合で良く混合します。(抽斗の桐部分は、植物油の量を多くし、色をやや抑えました)
植物油はクルミ油を使ってます。
塗布する際の延びも良く、乾燥後木の内部でしっかり固まってくれます。また、変色も無いので家具など木製品の仕上げに良く使われます。
塗装したてです
側面の杉材の木目が良く目立ち、良い感じです。
画像の箪笥の隅金具(コーナー等に鋲打ちしてある金具)は腐食も激しいのばかりだったので、依頼者の了解を得て交換する事に。
塗装が乾いたところで、蜜蝋やライスワックスなど天然成分でできた、赤ちゃんが舐めても安心なワックスを優しく摺込み完成です。


そして、納品。
三段積みです

こちらは、2段積み

先に収めた下足箱とで、玄関フロアはこうなりました。
玄関ホール


修理も終盤にさしかかった頃、この箪笥の製作時期を特定できる材料を発見。
手がかり 1
手がかり 2
三段積みの最上部の引戸は、襖でした。その下地に新聞が貼ってありました。
時代を特定できるものはと探してみると、ありました。
あった。
公示の記事のところに「明治四拾年四月拾七日」。
この箪笥、100年前に作られた可能性のあるものだったんです。
これには、依頼主様もビックリされてました。
今まで100年、これから100年。合わせて200年。凄いことだねー
依頼主様のこの言葉が印象に残った仕事でした。


この新聞良く見てください。
今も昔も
今も昔も
今も昔も、女性の美意識変わりません
一同、大笑いでした。


before/after 古箪笥直します
詳しくはこちらをクリック

















しばらく、ブログもモードが夏休み状態でした。
古箪笥の話に戻りたいと思います。

さあ、何でしょう?
「これは何でしょう」で前回は終わっていました。
「ブラシ」「どこかで見た」など色々コメント頂きました。
この道具、うづくりと言います。
カルカヤと言う植物の根を束ねたものです。
うづくり 全体像
これで板を擦り、木の目を浮かせます。特に材の表面の処理によく使われます。うづくり で擦ったあと
うづくりで擦ったあとです。茶色い部分より白い部分の方が柔らかいので木目が浮くようになります。
今回は、アンティーク調に仕上げると言うことが重要です。
年数が経っている分、キズや汚れが目立ちました。一般的に修理と言うと、板を最小限カンナで削るのが定石でしょう。しかしながら、削ってしまうと新しい面が出て新品に近い木肌になってしまいます。
キズと汚れ、そして塗装した時の質感を考慮し、うづくりを選びました。

長い年月の間に、板の乾燥が進み割れがどの面にも発生していました。
縮んだ部分は板を延ばす事が出来ないので、継ぎ足します。割れの部分を削り取り、新たに板を足します
最下段部分
(修理コストの関係上、金具は交換の必要が無かったので、取り外さず修理しました)
板の木目も綺麗になりました。側面や裏板は材でした。

抽斗の桐材部分、修理前
before:正面の抽斗、桐材部分
ここも、うづくりで綺麗にします。
ひと皮むけました艶やかな木肌
艶やかな木肌になりました。

ちょっと気になるテレビ番組があるので、続き(仕上げ)は次回へ。



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