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木仙人 boku sen nin

Author:木仙人 boku sen nin
木工職人です。
大阪生まれ、乙女座、B型。かなりアクが強いタイプと思われるでしょうが、ご心配なく。結構 角のとれた大人です。
「木工とは?」…受け売りですが、「削ること」と思っています。
愚直に生きる 4●歳。まだまだ「おやじ」の域にはほど遠いと思いたい。
木仙人のホームページもご覧下さい。


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そのご夫婦は、名古屋からヒノキ家具を求めて、。五木のやかたへ来られました。
ご夫婦のお話では、十数年前、ご自宅を新築された際、当時、川上村の特産品販売所であった五木のやかたで、川上村森林組合がヒノキの間伐材で作っていた家具をご購入頂いたとの話。
ご主人は、「木曽の木に惚れ込んで、木曽の大工さんに建ててもらった」とお話下さいました。奥様が今で言う、「シックハウス」気味でどうしても無垢にこだわりたかったと。
「その時、大工さんに川上村森林組合を紹介頂き揃えたんです。」と当時の見積を見せて頂きました。

当時、森林組合は、東京のデザイン会社と組んで様々なヒノキ家具をセミオーダーで作っていたようです。
しかしながら、現在は合併し、その事業は継続されることなく終わってしまったようです。

そんな事は全くご存知ないこのご夫婦は、「新しく家族が増えるので、どうしてもヒノキ家具が欲しくてここへ来ました」とおっしゃいます。
これだけ思い入れのある方を、「もうやってないので」の一言で返してしまう事は「できない」と強く思いました。そして、何が欲しいのかを伺う事に。
家族全員が集えるダイニングテーブル
そして、アームチェアが一脚
アームチェア

先の思いもあり、作らせて頂く事に。
テーブルは、特に問題はなさそうなんですが、椅子は少々手強そうです。
(画像は、ご夫婦が当時購入された椅子。丁寧に使っておられます。)

つづく

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何でしたっけ?

そう、仕上げでした。

うづくりでキズ・汚れ、そして木目を浮かせた後、
べんがら植物油を良く混合します。

べんがらとは酸化第二鉄を主成分とする無機顔料です。
色は、赤~紫、黄、黒があり無害・無毒です。
化粧品、塗料、インキ、食品等に広く使用されてます。

アンティーク調つまり古めかしい色合いになる様、黒・赤・黄を大体一定の割合で調合し、植物油5:べんがら1の割合で良く混合します。(抽斗の桐部分は、植物油の量を多くし、色をやや抑えました)
植物油はクルミ油を使ってます。
塗布する際の延びも良く、乾燥後木の内部でしっかり固まってくれます。また、変色も無いので家具など木製品の仕上げに良く使われます。
塗装したてです
側面の杉材の木目が良く目立ち、良い感じです。
画像の箪笥の隅金具(コーナー等に鋲打ちしてある金具)は腐食も激しいのばかりだったので、依頼者の了解を得て交換する事に。
塗装が乾いたところで、蜜蝋やライスワックスなど天然成分でできた、赤ちゃんが舐めても安心なワックスを優しく摺込み完成です。


そして、納品。
三段積みです

こちらは、2段積み

先に収めた下足箱とで、玄関フロアはこうなりました。
玄関ホール


修理も終盤にさしかかった頃、この箪笥の製作時期を特定できる材料を発見。
手がかり 1
手がかり 2
三段積みの最上部の引戸は、襖でした。その下地に新聞が貼ってありました。
時代を特定できるものはと探してみると、ありました。
あった。
公示の記事のところに「明治四拾年四月拾七日」。
この箪笥、100年前に作られた可能性のあるものだったんです。
これには、依頼主様もビックリされてました。
今まで100年、これから100年。合わせて200年。凄いことだねー
依頼主様のこの言葉が印象に残った仕事でした。


この新聞良く見てください。
今も昔も
今も昔も
今も昔も、女性の美意識変わりません
一同、大笑いでした。


before/after 古箪笥直します
詳しくはこちらをクリック

















しばらく、ブログもモードが夏休み状態でした。
古箪笥の話に戻りたいと思います。

さあ、何でしょう?
「これは何でしょう」で前回は終わっていました。
「ブラシ」「どこかで見た」など色々コメント頂きました。
この道具、うづくりと言います。
カルカヤと言う植物の根を束ねたものです。
うづくり 全体像
これで板を擦り、木の目を浮かせます。特に材の表面の処理によく使われます。うづくり で擦ったあと
うづくりで擦ったあとです。茶色い部分より白い部分の方が柔らかいので木目が浮くようになります。
今回は、アンティーク調に仕上げると言うことが重要です。
年数が経っている分、キズや汚れが目立ちました。一般的に修理と言うと、板を最小限カンナで削るのが定石でしょう。しかしながら、削ってしまうと新しい面が出て新品に近い木肌になってしまいます。
キズと汚れ、そして塗装した時の質感を考慮し、うづくりを選びました。

長い年月の間に、板の乾燥が進み割れがどの面にも発生していました。
縮んだ部分は板を延ばす事が出来ないので、継ぎ足します。割れの部分を削り取り、新たに板を足します
最下段部分
(修理コストの関係上、金具は交換の必要が無かったので、取り外さず修理しました)
板の木目も綺麗になりました。側面や裏板は材でした。

抽斗の桐材部分、修理前
before:正面の抽斗、桐材部分
ここも、うづくりで綺麗にします。
ひと皮むけました艶やかな木肌
艶やかな木肌になりました。

ちょっと気になるテレビ番組があるので、続き(仕上げ)は次回へ。



before/after 古箪笥直します
詳しくはこちらをクリック



避暑

暑中お見舞い いや 残暑お見舞い 申し上げます

何とも異常な毎日の暑さですね。
私のお客様からも、暑過ぎて外へ出る気になれないとメール頂きました。
本当に、日中はこの地でも 暑いです。

昨日まで、甥っ子が遊びに来てました。いわゆる避暑ですね。
今回も仕事の話題を離れ、甥っ子と息子達が川遊びや魚釣りで涼をとった時のスナップで、暫し暑さを忘れて下さい。

ヤホー!
シュワッチ!
気持ちいい~!
冷たい~!
流れ落ちる 水
魚いっぱいるよ
水のカーテン
歩こう歩こう私は元気
ノコギリクワガタ
釣れるー
釣れました

最後は、岐阜県の名水50選に選ばれている龍神の滝
龍神の滝

少しは、涼んでいただけました?







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