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木仙人 boku sen nin

Author:木仙人 boku sen nin
木工職人です。
大阪生まれ、乙女座、B型。かなりアクが強いタイプと思われるでしょうが、ご心配なく。結構 角のとれた大人です。
「木工とは?」…受け売りですが、「削ること」と思っています。
愚直に生きる 4●歳。まだまだ「おやじ」の域にはほど遠いと思いたい。
木仙人のホームページもご覧下さい。


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指物~美の壺

7月に入り、バタバタと既に一週間が過ぎた。明日は、七夕。「おお、願い事、願い事」。

息子によると、私のブログを楽しみ(?)にしている友達が居るとか。
更新をサボると、「”早く更新して”と言ってたよ」と催促される。
しかしながら、ありがたい事。更新のしがいがあります。
”ありがとうね。●っちゃん。がんばって更新します。”

椅子の仕事が続けて入っております。あさって位は、2脚の座面の編込み。あー、ベンチの催促も来たなー。あの小物ももう少し作っておかなければ。やっぱり、次回の更新も間があくのか。

そんな状態ですが、今、以前から作ろうと思っていた飾り棚を必要に駆られ製作中。木曽檜を8mm程度に挽いた材があったので、これを鏡板に使って。
シンプルな構造なので、特にこだわっている部分があります。天板と4本の柱を継ぐ部分。そう、丁度、先週のNHK教育「美の壺」で「江戸指物」の「仕口」の中で取り上げられていた、「三方留め」。(見ていた方もいらっしゃるでしょう)
結構、手間が掛かるのでめったに使わない仕口でありますが、この棚は3本の材の線が繋がるところが、やはり「美の壺」と考えてのこと。

DSC03673s.jpg


そして

DSC03675s.jpg

(実際は、天地逆の状態になります)

完成したら、また、ここで紹介したいと思います。

昨朝、我が家の池の縁にある藤にぶら下がっていました。


DSC03658s.jpg



そして、昼頃。


DSC03661s.jpg



食事が終わって見て見ると、大冒険に出た模様。



ところで、日本では古来、トンボは「勝ち虫」と言われ縁起物とされて来た。前にしか進まず、退かない事から武士に好まれ、兜の装飾などに用いられたとか。

そこで、木仙人は、この縁起物の虫を「表札」に取り入れる事にした。
現在、注文頂いている分より採用。


DSC03665s.jpg
(注文頂いた表札)

で、裏側に


DSC03666s.jpg



真中よりやや下側で、もちろん上向き。家運が上昇する様に。
お客様に対する、木仙人の願いであります。
現在、椅子の注文をいただいている。
以前作った、二つの椅子。

20070619013455.jpg

20070619013554.jpg


この二つの椅子の、この部分はこっち、その部分はあっち…、そして全体的に丸みを持たせて…、材は「檜」、座面は「いぐさ」でと言う注文。

この手の椅子で、特に手を掛けるのが笠木つまり背もたれ。
予算的なこともあり、結構、苦労する。
参考にしているのが、北欧の椅子。「ハンス.J.ウェグナー」は、実用的なデザインが実に良いと思う。上品なおもしろさでは、「フィン.ユール」。とにかく、椅子の文化だけに洗練されている。見習う点が非常に多い。

そんな訳で、木取り、部材加工へと進むが、さすが「檜」だけに作業場内の空気が、ご想像の通り。

そしてふと思い出した。

小学校を卒業した春、母方の祖母と二人で、結構な面積のある山の斜面に「檜」を植林した。天気が良く、丁度、春のセンバツが開催されていて、ラジオで実況を聞きながら、祖母に植え方と場所を確認し…

その後、一度だけ、叔父と山の手入れに行った覚えがあるが…

あれから、30年。

あの場所は、どんな森になっているだろうか?

今度、機会を作って森を見てみたいと想うのであります。



今、展示会でお使い頂く、ミニ看板を作らせてもらっている。

DSC03634s.jpg
(材は「木曽檜」、文字は「アワビ貝」で象嵌)

先日、注文主の方に見ていただいた時、「木仙人の銘を入れとき」とおっしゃってくれた。
若干の追加修正があったので持ち帰り、銘を入れることに。


現在、2種類の手段がある。
一つは、刻印。
DSC03642s.jpg

もう一つは、焼印
DSC03644s.jpg


刻印は、この道に入った時に教を請うた社長に進められ、知合いの機械系の会社を経営している社長に頼んで作ってもらった。7年程前の話。

焼印は今年になって、小物にも銘をと言うことで作った。

(刻印は、大抵、家具や値の張る雑貨、焼印は、小物と使い分けている。)

今回は、刻印にした。
(展示会は、海外で行われるので、「木仙人」と名前が入っている方(焼印)が、営業戦略的には有利であるのは判っているが…)
発注主の方は、「品や格」を非常に重んじる方。
焼印では、その辺りが若干欠ける気がしたし、今までの使い方からしても有無を言わず、刻印になる。

打つ時は、失敗は許されない、一発勝負。

DSC03635s.jpg


これをする時は、いつも作品に対する責任を感じながら、完成の余韻に浸る木仙人であります。

仕事をくれる近くの社長から、携帯に連絡が入る。

社長:「どう、靴べらできてる?」
私:「え、全部売れたんですか?」
社長:「もう、無いよ」
私:「急いで作ります。何時頃要ります。」
社長:「明日には塗りに出して」

こんなやり取りがここの所続いてます。
この社長、物産展やデパートの催場などのイベント会場へここ3ヶ月ほど出っ放し。
そこで、「靴べら」が良く売れるらしい。
「国産材を使い、職人が手仕上げで作ってるんです」とでも言って、セールスしてるんでしょうか。
でも、実際、手仕上げです。専用の設備など持ち合わせてないので、ある機械と電動工具を駆使し、だいたいの形まで作ります。その後は、鉋で形を整えて… 結構大変です。

SN360043.jpg


でも、何で「靴べら」と考えてました。
先日、名古屋へ行った際、その疑問が少し解けた気が。
東急ハンズで、以前よりも確実に売場面積が広くなりエスカレーターに近い所に出てきた「shoe care 用品」の売場を見て…
「そうか、靴にお金をかける人が増えてきたか。ウォーキングブームでもあるし。」と何となく納得。

鉋で削る時(勿論、押さえるべき所の形・寸法はきっちりいきますが)、特に大事にしているのが、靴べらを握った時の感触。
太過ぎず・細過ぎず。角が立ってなく、柔らかく。
「売れると言う事は、そこは評価してもらっているかな。」と考え、暫く、「靴べら」作りの木仙人であります。


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