違う形を提案した段階で既にイメージは頭の中にある。
次に、このイメージを
図面化する。
図面はパソコンの機械系の簡易CADで作っている。
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私は、今の仕事の前は十数年間、機械系の仕事をしていた。
自ら
図面を引き(途中からCADになった)、工作機械を操り、組立てまで行うこともあった。
その時の知識と経験は、かなり役に立っている。
仕事を始めたばかりの頃は、
図面も手書きだった。
この手書きの苦労を知らない世代は、
図面の本当の重みがわからないだろう。
また、大抵の場合、設計者と製作者は違うので
図面は、
製作者が気持ち良く読取れ(線にメリハリがあり、数字を含めた文字が美しい)
間違いを起こさない(基準となる位置から必ず寸法を入れ、寸法の許容差を考えた
図面であること)様に配慮しなければならない。
少々、脱線。話を元に戻さねば…
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厳密に言うと、家具の
図面と機械の
図面では、描き方がかなり違うようである。
私にすると、家具の
図面の方がかなり難しい様で、どうしても見慣れた機械系の描き方になってしまう。
ロッキングチェアの場合、一番重要なのが、床面に接する曲面(通常
橇(そり) と呼ぶ)。
このアール(半径)をいくらに設定するかが座り心地を左右する。
この数値は、ある設計者の試験データを参考に、
注文主の体格や使い方などを考慮し決定した。
この時点で、
木組み の方法もあわせて検討する。
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以前、量産の椅子の修理をさせていただいた事がある。
量産の椅子は、組立て性が重視され、ホゾの効き方、接着剤の塗布量や面積などは
二の次の様な感じであった。
数年もすると、ガタが出てくる。
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そして、いよいよ製作へ…
厚板から、部材を
木取り、そして切り出す。
木取り では、使うところを考えて、木の目になるべく逆らわない様に注意を払う。


適切な
仕口 と
接合の強度 を少しでも強くする工夫を考え、作り込んで行く。
隙間が無いように合わせる所はしっかりと、接着剤は不足の無いように…

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